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桑螵蛸(そうひょうしょう)

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あまり使われない生薬の桑螵蛸(そうひょうしょう)。「螵蛸(おおじがふぐり)」とはカマキリの卵鞘(らんしょう)のことです。昔は、秋になると壁や枝に産み付けられていました。この中に無数の卵が入っていまして、瓶に入れて放置していると忘れた頃に無数のカマキリの赤ちゃんがうごめいているという(^-^;;;;;

オオカマキリの卵(平塚市博物館ホームページより)

オオカマキリの卵(平塚市博物館ホームページより)

桑の枝に付いた螵蛸を特に桑螵蛸といいますが、きっと今の時代は桑の枝、、、限定ではないのだろうなぁとも思います(^-^;;; 秋に収穫し孵化しないように卵を蒸してから乾燥します。

桑螵蛸

桑螵蛸、オオカマキリの卵を乾燥したもの

写真は桑螵蛸で、触ると思ったよりも硬く感じます。性味は甘鹹・平、帰経は肝腎とされます。効能は補腎助陽、固精縮尿で、遺精・頻尿・尿失禁・早漏など腎から漏れ出るような症状に使う収渋薬です。

有名な処方として桑螵蛸散があり、腎虚不固、水火不交の頻尿・遺精・遺尿に用います。助陽の生薬(鹿茸・肉蓯容)を加えてEDに使ったりもしますが、現在では桑螵蛸自体余り使われていません。

桑螵蛸散:桑螵蛸、遠志、石菖蒲、龍骨、人參、茯神、當歸、龜板(調補心腎、澀精止遺)

桑螵蛸は在庫していませんが、お取り寄せの場合は250gの刻み(粉砕している)で10000円前後になります。価格は季節によって変わりますのでお問い合わせください。取引メーカーが2017年度で取扱を中止しましたので、現在お取り寄せできません。

参考:中医臨床のための中薬学 神戸中医薬研究会

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ゆうき先生

大学卒業後、東京・高知の漢方薬局にて漢方を研鑽。漢方薬局の二代目として大阪に戻る。このサイトでは、身近な漢方であるようにと「分かりやすい言葉」で説明するように心がけています。

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