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芎帰調血飲第一加減(きゅうきちょうけついんだいいちかげん)はこんな人に効きます

      2015/11/27

産後の処方として有名な処方に芎帰調血飲第一加減(きゅうきちょうけついんだいいちかげん)があります。この処方の解説として「産後一切の気血を調理する」と書かれています。

産後から調子が悪くて・・・(30代女性)

30代のお母さん、6ヶ月ぐらいの赤ちゃんを連れてのご相談でした。 どうしたんですか?とお聞きすると、出産してから頭痛が酷いし、ふらつきもある、胸が詰まるような気がする。心臓が悪いのかと思って内科にかかっているが「特に問題は無い」と言われる。

そんなご相談でした。「生理は順調にもどっていますか?」とお話ししたところ、案の定まだしっかりともどって居ない、とのことでした。

出産とは、自分のからだの中から赤ちゃんを外界に送り出すという難事業。出血もあります。何時間もの戦いですから体力も消耗します。体を分割するのですからエネルギーの停滞もおきます。それらが酷くなると血行循環の不良・バランスが崩れて、頭痛や自律神経失調症、眩暈が起きると考えます。中医学的には「気血両虚による瘀血」と呼びます。

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この方の場合は、芎帰調血飲第一加減と婦宝当帰膠を中心として、お勧めしましたが、半年ぐらいで効果が出てきて、職場復帰が出来るぐらいにしっかりと状況が戻りました。

芎帰調血飲第一加減は、産後だけではありません。上記のような症状があれば、虚弱体質で生理のあとに色々と症状が酷い方にも効果があります。生理痛が酷いし、そのあとに体が抜けるようにだるい。体調が悪くなって高温期にやっと回復してくる。不妊症のご相談でも、そんな方、多いですよね。子宮内膜症や月経困難症、ストレスがひどい状態にも使います。

芎帰調血飲と芎帰調血飲第一加減の違い 

産後などにお腹が柔らかくならず、抵抗圧痛が酷いとき。こんなとき第一加減を使います。私は、第一加減のほうが好きなので第一加減を最初から使っています。女性もストレスや冷えも強い時代です。ちょうどいいです。芎帰調血飲第一加減のベースにあるのは桃紅四物湯でこの点でも「虚証」にはいい処方だと思います。

ただ、四物湯ベースの処方、色々な処方があります。その時の状況に応じて処方を考える必要があります。生理不順、生理痛などの月経障害があるときに使う処方として、桂枝茯苓丸、当帰芍薬散、折衝飲、芎帰調血飲第一加減、桃核承気湯などがあります。不正出血・月経過多には芎帰膠艾湯、加味帰脾湯などなど。ご相談ください。

芎帰調血飲

効能効果:産後の体力低下、産後の神経症・自律神経失調症、月経不順:産後に体調不良で、疲労倦怠、貧血、動悸、頭痛、めまい、のぼせ、腹痛などがある。

処方構成:当帰・川芎・地黄(熟地黄)・白朮・茯苓・陳皮・香附子・牡丹皮・大棗・生姜・甘草・烏薬・益母草

芎帰調血飲第一加減

処方構成:芎帰調血飲に桃仁・紅花・枳実・桂皮・牛膝・木香・延胡索・芍薬・(熟地黄から乾地黄へ)

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