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婦宝当帰膠と当帰芍薬散には3つの違いがあります

      2015/11/17

不妊症の相談をしていて、良くある質問の一つにこんなのがあります。 「産婦人科で当帰芍薬散を処方されましたが、婦宝当帰膠と一緒ですか?」 『一緒と言えば一緒ですが、全く違います』 isk婦宝当帰膠03031 「一緒」の点は、名前の通り「当帰」を含んでいること。 当帰は、婦人の聖薬とも呼ばれ、血液を補い、流れを良くして痛みを和らげる、女性のためのような生薬です。「当帰・白芍・川芎」という補血の生薬がどちらにも含まれています。

1)剤型の違い

当帰芍薬散は粉末やエキス製剤が多いですが、婦宝当帰膠は液剤です。エキスの場合は香りなど揮発成分が飛んでしまうことが多いです。(その代わり、エキス製剤は手軽に持ち運び、服用することが出来ます)

2)含まれる生薬の違い

婦宝当帰膠は9種類の生薬から、当帰芍薬散は6種類の生薬から構成されます。生薬の数が多ければそれだけマイルド(落ち着いた)働きにはなります。 婦宝当帰膠は「当帰芍薬散」よりも「八珍湯」という処方に似ています。そして、阿膠・地黄など「潤してあげる生薬」を含むのもポイントです。

3)当帰の構成比率の違い

主薬の当帰ですが、婦宝当帰膠は約6~7割を含みます。逆に、当帰芍薬散は約1~2割しか含んでいません。 漢方では、このように処方の構成・比率が違うと、全く違う処方として存在します。もちろん、当帰芍薬散が全くだめ、という事ではありません。当帰芍薬散には茯苓や沢瀉が含まれていますので、浮腫や軟便傾向の方には使いやすい処方です。婦宝当帰膠と当帰芍薬散を量を加減して併用してもらう場合もあるぐらいです。 当帰芍薬散を服用していた30代女性で、貧血症状が全く改善しなかったのですが。婦宝当帰膠に変えてみると、元気になったという事もあります。要は体質に応じて、処方を変えるということ。 体質によって必要な生薬・処方は違います。婦宝当帰膠と当帰芍薬散、上手く使い分けてより体調を改善してください。

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