甘茶(アマチャ)の飲み方・販売

4月8日の花祭り。お釈迦様の誕生日です。花祭りでは、甘茶の煎じ液を仏像にかけたり、飲用する風習があります。当薬局では生薬メーカーから、農薬など検査済みの甘茶(アマチャ)を取り扱っています。お寺さんの注文で取り扱うようになったのですが、3月末には品薄になりますので、確実に入手するためには3月中旬迄にはご予約ください。

アマチャ

目次

甘茶の飲み方

これが甘茶です。揉んで発酵させるお茶なので烏龍茶のような感じです。

急須でアマチャを飲む場合

ひとつまみ(0.5~2g)を急須に入れて、熱いお湯を入れます。しばらく蒸らしてから(1~5分)、服用してください。アマチャの量が多くなると苦くなります。「甘茶を入れたら苦いですね」という問い合わせがありますが、入れる量が多いからです(^-^;;;; まず少量をお試し頂きまして、お好みにあわせて急須に入れる量などを増やしてください。

アマチャをヤカンなどで煎じる場合

熱湯に1リットルあたり2~5gの甘茶をヤカンに入れ、軽く再度沸騰させます。(5~20分煮ると良いと書かれた書物もありました)お好みにあわせて煎じてください。まず試しに少量から始めて、好みに合わせてヤカンに入れる量を調整してください。

甘茶とは?

甘茶は、アジサイと同じユキノシタ科の植物です。アジサイと同じような花を咲かせる植物です。生の葉からは甘みを感じることはありませんが、お茶として発酵させることで甘みが出てきます。自分で作ってみるときはこちらのサイトを参考に、甘茶の作り方と飲み方:自然生活

発酵することで、甘み成分の「フィロズルチン配糖体」の糖が外れることによります。この甘み成分はショ糖ではないため、血糖値を上げることがありません

※同じユキノシタ科でも、アジサイは有毒です。野山で採取して服用しないようにしましょう。アジサイには毒がある – 化学者のつぶやき -Chem-Station-

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この記事を書いた人

漢方を専門に学ぶ薬剤師。大学卒業後、東京・高知の漢方薬局にて漢方を研鑽。漢方薬局の二代目として大阪に戻る。このサイトでは、身近な漢方であるようにと「分かりやすい言葉」で説明するように心がけています。

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