赤ちゃんの黄色い鼻水

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赤ちゃんの黄色い鼻水(蓄膿症・副鼻腔炎)

赤ちゃんの耳管は太く短いため、ウイルスや細菌が中耳や副鼻腔に入り込んで黄色い鼻水・あるいは膿がでます。副鼻腔炎が多く、自然に治りますので気にしないお母さんも多いです。が、もし放置し悪化して、中耳になってしまうと、鼓膜が痛む(炎症を起こす)ため、長引くのは良くありません。

悪化すると「耳をしきりに触る、首を振る」というサインが見られますので、早めに病院を受診してください。そうならないように、「黄色い鼻水」の時点で早めの対処が必要です。

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西洋薬の治療法:

抗菌薬が基本です。赤ちゃんが服用する抗菌薬には苦みを消すために味がついていることがあります。飲ませにくい場合は、フルーツジュースなどに溶かします。何に溶かすかは薬局でお尋ねください。そのお薬にあったジュースを教えてくれますよ(^-^)抗菌薬を服用すると、腸内の細菌の交代が起こり、それに伴って便が緩くなることがあります。

赤ちゃんの頃に、抗菌剤を飲ませたくない。また、抗菌薬を飲むと治り、止めるとぶり返す、という方もおられます。その場合は、漢方薬をお薦めしています。

漢方薬の治療法:

昔の人は、黄色い鼻水を、脳から流れ出てくるものと考えました。流れ出てくる状態を「淵」に例えて、「鼻淵」と言われたりもします。

色々な処方が生み出されましたが、「辛夷清肺湯、蒼耳子散、荊芥連翹湯、竜胆瀉肝湯、鼻淵丸」などを一般的に使っています。服用すると、詰まっていた栓が抜けるように、副鼻腔に溜まった膿が流れ、炎症が治まります。2歳~5歳ぐらいの赤ちゃんは丸剤が飲めませんので、快鼻膏(鼻淵膏のシロップ剤)をお薦めしています。快鼻膏はメーカー廃盤になりましたので、いまは「鼻療」をお勧めしています。

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こんな症例がありました

2歳の男の子の蓄膿症

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2歳、男の子:風邪の後期のよう。黄色い鼻水が2週間ほど続く。咳などの体調不良はないが、黄色い鼻水だけはひどい。寝ているときも、グズグズの呼吸しにくそうにしている。病院での抗菌薬を服用させたくない、とのことでお母さんが来局。

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快鼻膏を1回1.7mlで毎食後に服用(※快鼻膏は廃盤になりました)。飲みにくいとのことだったのでヨーグルトなどに溶かす。すると、シロップのようになって、逆に喜んで食べているとのこと。 4日程度で鼻水が明らかに少なくなった。2週間ほど継続して終了とした。

3歳の女の子の副鼻腔炎

3歳、女の子:冬の時期になると悪化。

 

蓄膿症の予防に:

風邪の後期、いつも黄色い鼻水がでるというお子様がいました。色々とお話をお聞きしましたが、板藍茶などのオリエンタルハーブを風邪の後半から続けて貰うことで、ひどい鼻水が出る、、、ということが無くなりました。

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この記事を書いた人

漢方を専門に学ぶ薬剤師。大学卒業後、東京・高知の漢方薬局にて漢方を研鑽。漢方薬局の二代目として大阪に戻る。このサイトでは、身近な漢方であるようにと「分かりやすい言葉」で説明するように心がけています。

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